戦の気配無く、毎日をのーんびり過しているです、コンニチワ。
まぁ、戦の無いのはいいことだけど。
いい事なんだけどね、そうなんだけど。
でもね?
この世は乱世。

…ゲームもテレビも漫画も小説も、

なぁーーーーーーーんにも無いのよ?

娯楽って言っても、女がやるようなもんは双六とか貝合わせとか、歌詠み…もあったかしら?
んまぁ、そんな感じなのよねぇ…。
買い物って言っても、あんまり外には出してもらえないし。
(勝手に出てった日にゃぁ、そりゃもう豪華なお説教のフルコースw)


「あれは…もう嫌だわ…」


バレずに帰ってこれればいいんだけど。
…私って、結構墓穴掘るの得意だからねー。
(ほんっっっと自慢になりゃしない)
こう…顔に出るらしくて。
顔に出なくても、言動がおかしくなったり、買い物した物を出しっぱなしにしてバレたり。
(もう涙が出るくらいの阿呆ぶり)


「…何百面相をしている?」
「のわっ!!?」


う〜〜〜、と唸って畳の上をのた打ち回っていたら、屋根裏からにゅ、と顔が現れた!!


「何故驚く?…気付いていただろう」
「…うん、まぁ、気付いてたけど…」


出てくるとは思わなくて。

最近父上(武田信玄)は軍神・上杉謙信と手を組んだ(要は同盟したということ)
ので、上杉の忍がよく情報交換の名目で甲斐に来ることが多くなった。
(ちなみにうちの忍も行っているらしい)


「かすがさんは仕事、終わったの?それとも実行中?」
「一応終了した」
「そか、お疲れさまー」
「……」


むく、と起きて顔の主、かすがを見て笑う。
その顔を怪訝そうに見る彼女。
…なんで?

…まぁいいか。
(諦め早い、なんて思わないでネw)


「お仕事終了なら、なんで私の部屋になんて来たの?」
「…頼まれた」
「……あ〜…ごめん、アリガト。
 ヤツに『元気でやってるよー』と『脱走してません!』って伝えて?」
「分かった」


かすがは佐助に頼まれて、私の様子を見てきて欲しいと言われたようだ。
本気で不本意そうな彼女に、哀悼の念を覚える。


「姫、」
「あ、でいーわよー?別に私に忠誠誓ってる訳じゃ無いんだし」
「…それでは他に示しがつかないだろう?」
「それも、そうねぇ…でも私、姫って柄じゃないでしょー?」
「そうだろうか?」


苦笑する私にかすがは真面目な顔で答える。
…え、意外なんですが?
え、え。予想外!


「…何を思っているか分からないが、お前は姫として十分だ。
 下の者からの信頼も十分に得ている。
 それに上に立つものとしての心得も知っているし、被害を最小限に食い止めようとする。
 引き際も良い。
 しかし、自分の身をもう少し大切にした方が良いだろう。
 下忍にその意気を見習わせたいが、お前は忍ではない。
 あまり無茶なことをすると、下の者が騒がしくなる、控えておけ」
「え、あ、うん…ごめんな、さい?」
「私に言うな。私は被害を受けてはいない」
「あ、そか。じゃ、かすがさんには迷惑かけないようにしとくね〜」


ああ、と顔を緩ませるかすが。
…わーお、キレーw


「で、姫は何処へ行きたいのだ?」
「はぇ?」


間抜けな声を出すな。
え、ごめんなさい。
謝るな。それに敬語など私に使うな。
え、うん、わかった。


「で、かすが?私と出掛けてくれるの?」
「ああ。暇そうにしてたら連れて行ってくれ、と頼まれた」
「…嫌ならいいのよ?」
「構わない。ついでに買い物を済ませる」
「そか。んじゃぁ、街に出よ?お菓子の材料買いたいんだー♪」


るん♪と歌いながら支度をする私を、かすがが微笑みながら見てたなんて気付きもしませんでした。
女同士だもん。仲良くしたいよねーw

後日、上杉とかすがの所にお菓子が届いたのは、言うまでも無い。





中途半端かなぁ?
終わりはいつも適当なのデス。

2006.11.22 刹霞

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