「ゆきむるぅわぁぁぁああ!!」
「おやくぅわたすぅわむわぁぁあぁぁあああ!!」

えんどれすえんどれす。

「・・・よく飽きないわねぇ・・・」
「人のこと言えないでしょ、姫さん?」

えー?私殴り合いなんてしないしぃ〜。
いやいや、そういう意味じゃないんだけど?

にこにこ。
へらへら。

「・・・佐助、気持ち悪い」
「ヒドっ!ちょ、姫さん酷いよ!?」
「今更。さぁて・・・いい加減止めるかな。
 配下の皆さんが待ちくたびれて首がなっがーくなりすぎてるかも」

ホント酷いね、姫さん。
褒めても何も出ないわよ?

「父上、幸村。いい加減お止めに・・・・・なってっ!」

ひゅん、と愛用の鞭が二人に向かう。(何処から出したのかは企業秘密w)
それをことも簡単によける二人。・・・いやぁ、よけてもらわないと困るが。

「おお、ではないか。早いのう」
「姫!おはようございます!!」
「はい、おはようございます。父上、幸村。
 時にお二人とも、今朝は大事な話し合いがあるのでは?」

・・・・・・・・・・・。

「おお、忘れておったわ。流石我が娘じゃ!」
「な、何たる失態!!申し訳ござらんっ!!」
「謝る暇があるならさっさと行って下さいな。
 ・・・怒られるのは私なんだから・・・」


甲斐の虎・武田信玄に認められ、彼の娘になったのはいいが、それを嫉み、あること無いこと散々言われ、仕舞いには『色仕掛けで虎を落とした』とか言われる始末。
・・・言い出したヤツをマジでふっ飛ばしたいと思ったわよ。星にするぞ。
つーか、自分の上司をどう思ってるんだよ?と一時間ぐらい問い詰めたい。


「・・・・・・はぁ〜〜〜〜〜ぁあもう」
「なーに姫さん、悩み事?」
「知ってんでしょーに」

アンタの仕事は何よ?ただの居候か?それとも給料泥棒か?
・・・姫さん、俺様のこと嫌い?
いーえ。大好きですよ?嫌いなやつと普通に話せるような性格じゃないの分かってるでしょ。

「・・・まぁね。姫さん割と顔に出るからね〜」
「そ、表情豊かなの。うらやましいでしょ?あげないわよ」
「あははっ。姫さん面白いよね〜、ホント。俺様も大好きだよ」
「うん、知ってる。ありがとね。
 ・・・・・・で、アンタは行かないの?」

父上と幸村行っちゃったわよ?
あらホントだー。
・・・わざとらしい・・・。
あはは・・・まぁ、行きますか?
うん。一応娘だし、聞く権利はあるわよね〜。


佐助はすぐに姿を消した。
私はのんびりと父上たちが集まる部屋へと向かった。





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本当はもっと長かったのですが、この辺が切が良いのでぶった切る。


2006,8,26 刹霞

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