「宇治川に?」
「えぇ。それが鎌倉殿の命令だそうです。
…ですよね?景時」
「あ、うん。
朔も…いいかな?」
「私は構いません。
でも、は…」
「ぼくも平気」
景時、九郎の二人は鎌倉殿…すなわち源頼朝の所へ行っていた。
そして、二人に命が下った。
『木曽義仲を討て』と。
そして万が一の事を考え、黒龍の神子と例の少女を連れていけ。…朔との事である。
九郎は少なからず反対したが、兄である頼朝には逆らえず、景時も厭そうな素振りは見せたが、反対はしなかった。
「二人とも…すまない」
「いいえ。鎌倉殿の命令ですもの」
「うん」
「大体の事は僕達に任せて下さい。一般兵ならばお嬢さん方の手を煩わす事はありませんから」
大概の女の人なら照れてしまいそうな微笑みを浮かべる弁慶。
その様子を呆れた顔で見ている九郎。
苦笑いを浮かべている景時と朔。
ただ一人不満げな顔をしているのは。
「嫌」
と一言。
珍しい反応にその場の全員が驚く。
「何が嫌なのかな?」
景時が優しく問う。はきっ、と男三人を睨み付けきっぱりと言い放った。
「守られるのは嫌。
何もしないで待っているだけも嫌。
ぼくも…みんなを守るんだ」
男三人と女一人、全員が唖然とした顔で少女を見たのは言うまでもない。
後書きと言う懺悔部屋
うーむ。やっぱり微妙かな?
まぁ、元々微妙なもんだし。
2005/9/30 刹霞
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