|
目が覚めた少女。その少女の為に食事を作り、持って行く。 私達にお任せ下さいませ!と召使たちが言ったが俺はあえてそれを拒み、自分で何もかもやった。 ・・・どうしてだろう?でも、何故かやりたかった。 最近の自分の行動は謎だらけだな、と自嘲する。 そして行き慣れた少女の部屋に辿り着く。 「入るよ?」 返事が出来ないのは分かっているけれど、一応は断らないと。相手は小さくても女の子。 布のすれる音がした。多分少女が布団から起き上がったのだろう。 それを確認し、あまり音をさせないように襖を開ける。 「あらら。ごめんね〜?無理しないでいいよ?」 そういいながら少女を見、それから襖を閉める。 少女は外気の寒さに一瞬顔をしかめたが、ふるふる、と首を横に振る。 「はい、これぐらいなら食べれるでしょ? ・・・熱いから気をつけて食べてね〜」 少女の布団の上に盆に乗せた粥を差し出す。 するとにこっ、と少女は微笑み軽く頭を下げる。・・・どうやら感謝しているようだ。 「いえいえ。お安い御用だよ〜」 俺も微笑み返す。そうすると少女はさらに笑顔を深める。 冷めないうちに食べな?と進めると、少女は今思い出したかのようにあ、と驚いた表情をする。 ・・・声が出なくても案外大丈夫かもしれないなぁ・・・と粥を食べ始めた少女を見つめる。 はふ、と粥を食べ終わって満足そうな少女。そんな少女が可愛らしくて思わず笑ってしまう。 俺が突然笑うので、少女はきょとん、と目を丸め俺を見る。 「何でもないよ。・・・あ、名前を言ってなかったね。 ・・・俺は梶原景時。ちなみに此処は京の俺の屋敷だよ」 俺がそういうと、少女は酷く驚いた様子で凝視してくる。 ・・・俺、変な事言ったかな?と不安になってしまう。 きっと表情に出ていたんだろう。少女はぷるぷると首を横に振り、自分の口を指差し何かを訴える。 どうも自分の名前を言っているようだ。 口の動きをじっと見つめる。 「・・・・・・?」 正解だったらしく、少女はにっこり笑う。 後書きと言う懺悔部屋 ・・・短く書けてる・・・ッ!(感激) ようやくヒロインの名前が出ました・・・! や、最初でも言ってるけど、けど・・・。 次はかなり飛びまーす。 2005/09/25 刹霞 戻る |