黒龍が居なくなって半年。
朔は勤めて明るく振舞っていた。・・・逆にそれが痛々しい。
あれだけ仲睦まじかった二人。屋敷もぽっかりと穴が開いたようだ。



それを不憫に思った母は、朔に縁談を持ち掛けた。
しかし、朔はことごとくそれを断った。
それでも母は縁談を持ち込むのをやめなかった。




・・・そしてとうとう、朔は女僧になる、と言い出した。


もちろん母は反対した。貴女はまだ若いのだから。まだ未来は、素敵な殿方はいますよ、と。
それでも朔の意思は固かった。





私は、あの人以外愛せません。







そうきっぱりと。





俺は反対も、賛成もしなかった。朔が決める事に俺は何も言えることはないから。
そしては最近、ずっと俺の所に居る。朔の負担にならないように、という彼女なりの配慮だろう。
・・・は応龍の化身。なので、雰囲気・・・いや、気配が少し黒龍に似ている。
自身もそれを気付いているのだろう。だからこそ、朔の心の傷をこれ以上広げないようにしている。
多分、朔も気付いている。それ故、女僧になる、と言い出したのだろう。
同じ屋敷に居れば、会わない、なんて事は難しいから。
朔と、にとって、それがお互いの為になる。そう考えたのだろう。






そして朔はこの屋敷を出て行った。


そしては、正式に梶原家の一員となった。















後書きと言う懺悔部屋
・・・会話が出てこない。景時視点でお送りしました。
結構オリジナル要素が強い気がします。
ちなみに梶原家の一員、って言っても従兄妹、とか其の辺です(ぇ)
そうじゃないと・・・後々大変です(何)


2005/09/25 刹霞



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