あれから随分時間が経った。
は相変わらず話せないが、表情が豊かなおかげで生活に苦労しない。
しかし・・・なんでこうなったんだか・・・
「おお!、今日も来たのか」
剣術の指南をしている男ににこっ、と無邪気に笑いかける。
「どれどれ・・・ワシがいっちょ、遊んでやろう!」
そう言われると、とたんに両手を挙げ飛び跳ねる。・・・相当嬉しいらしい。
「ちょっと〜、は女の子だからね?
・・・そこ、忘れちゃダメだよ〜?」
「此れは此れは・・・申し訳ない。
しかしなぁ・・・は物覚えがいい。こりゃ相当な腕になりますぞ?」
「・・・でもねぇ・・・」
「まぁまぁ、景時。いいじゃないですか。
・・・本人はとても楽しそうですし。ねぇ、?」
渋る景時をなだめたのは源氏の軍師、武蔵坊弁慶。
弁慶がに尋ねれば、は極上の笑みを浮べる。それから景時を見上げ、首を傾げ駄目?と訴える。
う・・・、と景時の言葉は詰まる。・・・みんなの此れに弱いのだ。
「・・・・はぁ〜〜。わかったから。好きなだけやりなさい。
でも、怪我には気をつけるんだよ?」
景時の言葉にしゅた!と片手を上げる。此れは了解の意。それからすたたー、と男と一緒に稽古場へ向かっていく。
「ふふ。景時はに弱いですね」
「言わないでよ〜」
とは逆の方向へ向かっている二人の歩きながらの会話。
とほほ〜、と景時が情けない顔をする。それをくすくす笑いながら見ている弁慶。
「・・・そうだ。話は変わりますけど・・・朔殿が戻ってくるそうですね?」
「え、あ、ああ」
「なんでも、朔殿は『黒龍の神子』だとか」
「・・・ああ。そうらしいね〜」
弁慶の質問に、景時は返答を濁す。
「戦に・・・出すおつもりなんですか?鎌倉殿は」
「・・・みたいだね。怨霊を鎮める力があるらしいから・・・」
「いいんですか?」
「・・・・・・・・」
景時はだんまり。弁慶もそれ以上は追及せず、二人は歩く事に集中した。
後書きと言う懺悔部屋
・・・あれー?が全然出てません。
でも弁慶は出てきました!
結構オリジナル要素が入ってるなぁ・・・やっぱ書き散らしは駄目ですね・・・。
2005/09/25 刹霞
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