「九朗がおかしい」
「九朗さんが?」

「・・・そうえば望美も最近変よね?」

ぽかぽかと暖かい縁側に座っていたがそう言えば、
お菓子を用意していた譲、お茶を持って来てくれた朔が口々に言う。

「そぉだね。・・・あ、コレ美味しい」
「それは良かった。確かに先輩もちょっとおかしいですね」
「ええ。なんだか二人ともお互いを避けてるみたい・・・はい、、譲殿」
「あぁ、すみません。少し前まではこの時間は手合わせをよくしてたのに」
「ありがとー。だよねぇ・・・何か・・・よそよそしい」

うーん、とお茶やお菓子を食べながら首を傾げる。

「・・・反抗期?」
「いや・・・それは、」
「ちょっと違うと思うわ」

の見当違いな言葉に二人は思わず苦笑する。

「あれ〜?何してるんだい?」

「時さん!」
「兄上」
「景時さん?」

三人から遠い角からひょこ、と顔を出したのは景時。
がこっち〜、と手を振ればそれに従いの近くに腰掛ける彼。
それを見計らいお茶を差し出した朔。お菓子を勧める譲。

「二人ともありがと〜。・・・で、何を話してたんだい?」
「九朗と望美。変だね、って」

よいせ、とさも当たり前のように胡坐を掻いた景時の膝の上に座る
それを払う事もせず、寧ろそれを甘んじて受け入れ彼女の座りやすいようにしている景時。
その光景を見慣れた二人は何も言わず会話を続けている。

「そうえばそうだね〜。最近二人一緒の所を見てないよ」
「兄上もですか?・・・はぁ、どうしたのかしら」
「先輩に聞いてもきっとはぐらかされるんでしょうし」
「・・・・う〜ん。でも別に喧嘩してる訳じゃないんだよね・・・・
 九朗が望美を嫌ってる、感じはしないし・・・・・・寧ろ・・・逆?」

そこまで言うとはああ、と声をあげる。
それにつられその場に居た全員がその訳を理解する。

「やっぱり若いっていいね〜」
「もう、兄上ってばそんな事ばっかり・・・」
「・・・なんにせよ、理由が分かって良かったじゃないですか」
「だねぇ。・・・へーき?ゆずクン」
「・・・ええ。先輩がそれでいいなら」

言いながらもお菓子をまふ、と銜えながら首をかしげるに行儀が悪いですよ、と
小言を言いつつも答える譲。
二人の会話に口を挿まず温かい目で見つめる兄妹。

「でも・・・いい加減どうにかしないと不味い、よね〜」
「・・・そう、ですね。軍の士気にも関わるでしょうから」
「んでもぉ・・・・んぐ。案外平気じゃないかな〜?」
、さっきからお行儀悪いわよ。溢してる」
「・・・あらら。ごめんー」
「平気、って。その自信は何処から?」
「ん。だってあの二人、、単純だし。割と本能で生きてる感じ、しない?」

その言葉に三人が頷きかけたのをは見逃さなかった。








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日常のあるひとコマ。
梶原兄妹と譲と
普段はこれに神子と白龍が付きます。それからどんどん増えていく・・・(笑)
この運命は九朗のでしょうねー。
・・・一体気まずくなるほど何したんでしょう?

で、私的に九朗と神子は本能で生きてる感じがするんです。
突っ走ってみて、はたりと止まる。そして悩む。
知盛は本能と言うよりは野性?野獣?
・・・どちらにせよ、彼にはいろんな意味で勝てません。きっと。
なんで最後はチモトークになるんだ?

2006,3,29 刹霞




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